今回は、英検に合格するために何をどう勉強していけば良いのかについてお話ししていきます。特に「過去問を使っての勉強方法」のお話しが大切になってきますので、ぜひ参考にしてください。
英検学習のメリット ※3級以上は注意
英検の勉強をするに当たり、1つ大きなメリットがあります。
それはスペルを覚えなくてもよい!ということです。
単語を見て、意味がきちんと理解できればOKです。
単語、英文をしっかり音読して、日本語訳が出てくるようにしましょう。
もちろん書いた方が覚えられるという方は、手を動かして覚えましょう(私は書いて覚えていくことを推奨します)。
以上は特に4級・5級のお話になります。
3級以上になると、数年前から「ライティング」が導入されています。
以前は完全にマークシート方式でしたが、ライティングは実際に英文を書かなければなりません。
当然スペルを間違うと失点につながるので、英語で書ける必要性が出てきます。
ですがライティングは複雑な英文を書く必要はありません。
むしろスペル間違い、文法間違いに気をつけるために、平易な文章で書くことが望まれます。
従って英検の主な勉強の取り組み方は、とにかく英語を見て意味が分かるようにすることが最重要であると考えられます。
使用教材は過去問で十分!
では具体的に何を使って勉強するかですが、個人的に過去問一択で十分だと考えています。
書店に行くと、英検対策をうたった単語集や類似問題集、文法書などがありますが、過去問題集に絞って勉強していけば十分です。
※ただしあまりにも単語力が乏しい、文法力が足りないという方は単語集や文法書を使って基礎の定着をお願いします。
特に文法は受験した級の文法レベルまで到達していなくても合格点は取れます。
実際、私が指導してきた生徒で、例えば中1・2生が英検3級(中3レベル)に合格、中3生が英検準2級(高2レベル)に合格したという例がたくさんあります。
ポイントは単語・熟語の習得になります。
過去問の使用方法については次のところでお話しいたします。
過去問を使っての勉強方法
今からのお話が、この記事の一番大切なところになります。
過去問を解いて、丸をつけて分からなかった問題を理解する。
これだけでも効果はありますが、十分とは言えません。
では過去問を使ってどのように勉強していけば良いのか。
それは、「分からない単語・熟語を徹底して覚える」ことになります。
これは答えになっている部分だけではありません。
過去問に出てくる英語は全て重要なものだと思って覚えていきましょう!
例えば大問1は適語選択問題ですが、答えではない単語・熟語も覚える必要があります。
長文問題の中に出てくる単語は、固有名詞以外、全て重要だと思ってください。
ですので覚えられていない単語・熟語をピックアップして全て覚えるようにしましょう。
英検の問題は、過去問で取り上げられている表現が繰り返し出題されています。
従って、過去問の隅から隅までしっかり勉強することが、一番効果的な学習法と言えます!
旺文社から発売されている、『英検過去6回分全問題集』をやりこめば十分です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は筆記試験について書いていきましたが、リスニング対策については後日改めてご紹介したいいと思います。
英検に出題される表現は、高校・大学入試やTOEICなどでも出題されます。
良質な表現ばかりですので、今後の勉強にも役立ちます。
合格に向けて、頑張って勉強していきましょう!