今回は前回に引き続き塾選びのポイントとして、初回面談について取り上げます。初回面談とは実際に初めて塾に来校し、塾の説明などを行うことだと思ってください。初回面談でも分かることがかなりありますので、ぜひチェックしてみてください。
きちんと清掃されているか
「部屋は自分の心を移す鏡」なんて言葉があります。
きちんと清掃されているかで、その塾の様子が見て取れます。
きちんと清掃されている=生徒をきちんと迎える体制が整えられている。細かいところにも気を配れそうな先生。
など、好印象であることは言うまでもありませんね。
逆に
教室が清掃されていない=汚いところで生徒に勉強させている。対応がいい加減な塾かも。そもそも先生にやる気はあるの?
など、悪い印象しかないでしょう。
さすがにフロアなどはきれいになっているでしょうが、
・下駄箱は汚くないか。
・部屋の隅に蜘蛛の巣は張っていないか。 ・先生たちの机は整理整頓されているか。 ・窓ガラスは手垢もなくきれいになっているか。 ・エアコンは清掃されているか。 |
など見てみてください。細かいところにも気を配って清掃が行き届いている塾は、生徒対応もしっかりしてくれる塾である可能性が高いです。
子どもの成績について親身なアドバイスをしてくれているか
塾のシステムの説明を一方的にする塾がありますが、それは良くありません。
確かにどんな塾かを知る上では、保護者にとって有益な情報ではありますが、お子様の成績についてしっかり触れられているかが大事なポイントです。
塾からの「初回面談の際に、成績の分かるものを持参いただけますでしょうか」
この一言が非常に大切です。しっかり成績を見たいという塾の意向が感じられます。
また普段どんな生活を送っているのかなどもヒアリングしてくれる塾は好感が持てます。
・部活で疲れ切っていないか。
・普段どんな勉強をしているのか。 ・定期テスト前はどんなふうに取り組んでいるのか。 ・志望校は決まっているか。 ・他に習い事はないか。 |
など、あげるときりがありませんが、細かに生徒の様子を聞いて学習アドバイス等をしてくれれば、
「この塾に預けてもいいかな」
となるはずです。
私個人としても、初回面談は塾の説明よりもこちらを重視した方が、保護者の受けも良いですし、入塾してくれる印象です。
しつこい勧誘には気をつけましょう
教育産業とはいえ、塾も行ってしまえばサービス業です。
生徒数、売り上げ、退塾者数など…
こういった数値にうるさい塾はごまんとあります。
入塾についてもありまして、
問い合わせからの来塾率・入塾率、体験授業の参加率・入塾率など。
この数値が低いと、上司にかなり怒られる、なんて塾もたくさんあります(私もかなりありました)。
ですので塾の先生は「さあ入塾させるぞ!」とあの手この手で攻めてきます。
「ぜひ体験してください!」、「キャンペーン中なので、今入塾しないと損ですよ!」など、しつこい勧誘には気をつけましょう。
私は塾は他のサービス業とは違う面があると思っています。
体験授業して合わなかった、子どものニーズに合っていなかったのであれば、他の塾を探すのは正しい選択であると思っています。
生徒のこと、保護者のことを最善に考え、生徒の学力向上のために何ができるのかを考えるべきです。
そのようなスタンスの塾はしつこい勧誘はいっさいしません。
しつこい勧誘は保護者にとってもいい気持ちはしません。ぜひそのような言動が感じられたら気をつけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
第一印象が大事だとは言われますが、塾はかなりの部分でそれが言えると思っています。
まずは来校したときの初めての印象を重要視してみてください。
あとは上記の3点について確認していただくと、さらに様子が分かると思います。
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。