
塾選びで大切なポイントの3回目です。問い合わせ→初回面談まで進み、いよいよ今回は体験授業になります。授業を受けるのは生徒ですので、生徒にチェックしてもらいたいポイントになります。
体験授業を受けましょう!
まず前提として、体験授業をぜひ受けてください!
体験授業がない学習塾はまずないです。
よく体験授業を受けずに即入塾したいというご家庭があります。
塾側としては大変ありがたい話かもしれませんが、一回でも良いので体験授業に参加してみてください。
友達に聞いてよい印象をお持ちでも、いざ授業を受けてみると、
「あれ、自分には合っていないかも!?」
となる可能性があります。
そうなってしまうとなかなか取り返しがつかない面が出てきてしまいます。
塾としても合わないと思っている生徒さんをお預かりするのは、成績を上げることにおいても難しいと考えるのが本音だと思います。
ぜひ体験授業を受けることをオススメします。
体験授業でチェックすべき3つのポイント
ではこれから体験授業でチェックすべき3つのポイントについてお話ししていきます。
授業がわかりやすかったか
これは当然のことですよね。
授業を受けてみて、わかりにくかった場合は、もちろん入塾しない考えが強くなると思います。
しかし私の経験上、体験生から「よくわからなかった」という感想を聞いたことはほとんどありません。
講師も体験生がいるとなると特にわかりやすい授業をしようと試みます。
ですので生徒の皆さんには、「授業のわかりやすさ」でない側面に着目して欲しいと思います。
在籍している塾生の様子を見てみましょう!
在籍している塾生をよく内部生と呼びます。
その内部生はどのような姿勢で授業を受けているか、よく見てみましょう。
特に同じ学校の同じクラスの子がいれば大チャンスです。
例えば学校ではいつもふざけていて授業妨害をするような生徒が、塾では真面目にしているとします。
その塾はおそらく質の高い授業を行っていて、どの生徒も真面目に受講させようとする体制が整えられていると考えられます。
逆に学校では真面目な生徒が、塾ではふざけているのであれば、塾の体制に何か問題があるかもしれません。
また全く知らない塾生の様子も見てみましょう。
食べ物やお菓子など、食べながら授業を受けている、スマホを出して遊んでいる場面等見られるのであれば、あまりオススメできない塾かもしれません。
周りの様子をしっかり見ることによって、その塾の様子がよく分かりますので、ぜひ確認してみてください。
体験授業後の講師はどんな対応をしたか
初めて塾に来校し授業を受ける体験生ですので、講師も気を遣っています。
「今日はどうだった?」、「わからないところあった?」、「教室の雰囲気がどうだった?」など、いろいろ聞かれると思いますが、正直に答えてよいです。
いろいろと話しかけてくれる講師には好感がもてるかと思います。
ですがいろいろと勧誘めいた言動をされたら気をつけましょう。
「これから面談して今後について話をしよう」、「今入塾するとこんなに多くの特典があるんだよ」、「じゃあ入塾するってお母さんに伝えておくから」など、「自分を入塾させたいんだな」と思われるような言動がある場合は注意です。
本当に良いと思った塾、ぜひ通いたいなと思った塾ならば、後日体験生から「入塾したいです」と連絡があります。
そういった極めて自然な流れが分かっている塾は、無理矢理な勧誘はしません。
前回の記事でもお話ししましたが、勧誘行動の多い塾は要警戒です。
まとめ
最後に良い体験授業について、ポイントをまとめてみます。
・授業がとてもわかりやすい
・授業の質が高く、授業中は全員真面目に受けている ・元気よく挨拶をしてくれる(→塾の活発さにつながる) ・ルールをきちんと守っている(お菓子を食べない、スマホ禁止など) ・無理な勧誘行動をしてこない |
体験授業は塾を決める上での決め手となる重要なポイントです。
塾の様子をよく確認して、通塾できそうな塾かどうかの判断をしていきましょう。