あなたはスマホを持っていますか。スマホを持っている生徒さんは今、かなり多いのではないかと思います。どのように使っていますか。一日あたり、どのくらいの時間使用していますか。今回はスマホについてのお話しです。
スマホは確実に学力低下を招く!
「スマホは学力低下の要因となる」。このことは生徒のみなさんも何となく気づいているのではないでしょうか。
ここで抑えておくべきことは、スマホを普段どのように使用しているかです。
①友達とのLINE
②ゲーム ③YouTube ④インスタグラム、TicTokなどのアプリ使用 |
この4つが主な使用方法ではないでしょうか。
この4つにはある共通点があります。もうお気づきですね。
「勉強にほぼ関係ない」
もっと重要なことは、スマホの使用時間です。
以下にリンクを張ったので、ぜひ見てみてください。
この資料から、スマホの使用時間が長ければ長いほど、学力低下を招いているということがわかります。
またこの資料にも書いてある1文ですが、
「『携帯やスマホを長時間使用すると,いくら勉強していても成績が下がる』という結果が得
られ,全国的にも大きく報道されました。」
これ、かなり衝撃的ではないですか。
さらに次の項では深く掘り下げていきます。
睡眠時神の低下=学力低下
ついついスマホをいじりすぎて、睡眠時間を削ってしまう。
子どもだけなく、大人でさえもありがちなことだと思います。
私の教えている生徒さんに話を聞くと、スマホについて様々な話題が聞かれます。
・LINEで友達に勉強の質問をしようとしたが、つい勉強とは関係ない話で盛り上がってしまい、今日はあまり寝ていません。
・ゲームにはまってしまい、あまり寝れなかったです。宿題もできませんでした。
・友達とLINE通話していたら寝落ちしちゃいました。
こんなスマホの話が次から次へとわいてきます。
睡眠時間が削られれば、学校の授業にも集中できなくなってしまいます。
塾の授業や家庭学習にも影響を及ぼすことでしょう。
何より睡眠時間の低下は、人間の集中力を奪ってしまいます。
つまり質の高い勉強ができなくなってしまうのです。
睡眠時間を削ってまでスマホを使用するのは、絶対に辞めて欲しいです。
親がスマホを使っている姿を、子どもは見ている!
私が教えている生徒たちに話を聞くと、意外とこんな話も出てきます。
「パパ、ママは常にスマホをいじっている」
そうなんです、いくら子どもに注意をしても、その大人たちがスマホを使いすぎていると、子どもは言うことを聞かなくなってしまいます。
しかも話を聞けば、その使用方法が、ゲーム、YouTube、LINEなどがほとんどです。
子どもたちと全く一緒ですね。
その姿を家庭で見ている子どもたちは、「自分も!」と思わざるを得ません。
「大人になってから!」というフレーズは通用しないのです。
子どもたちからスマホを遠ざけたければ、まず親がスマホを使いすぎないこと、そしてどうスマホを活用しているかを子どもたちに示しましょう。
全ての責任は親にあることを忘れてはいけません。
ルールを決めて正しい使い方を!
このように見ていくと「スマホ=学力を下げる最悪の道具」という印象を受けてしまいますが、スマホは使い方によっては、勉強にとって有効なツールになりうることも気づいているかと思います。
分からないことを調べられる!
これがスマホの最大の利点ではないでしょうか。
カラーや図表、画像などを使ってわかりやすく解説してくれているサイトも多くあります。
このようなサイトを上手に活用できれば、より深い理解を促してくれます。
またルール決めて使用することが、子どもたちにとっては必要なことです。
使用時間を決めることが最も重要です。
保護者の方もスマホ利用を見直していただき、お子様と一緒に考えていって欲しいと思います。
最後に
いかがだったでしょうか。
この数字の推移は何だと思いますか?
11→23→45
以前私が教えていた中学2年生の定期テストの順位です。
スマホを買ってもらってから、一気に成績が落ちてしまいました。
スマホをついつい使いすぎてしまい、勉強に実が入らなくなってしまったと話してくれました。
スマホは確実に学力低下を招く、1つの要因と考えられます。
これは日本の教育問題の1つとして、早急に対処していかなければならないことだと言えそうです。